カランメソッドは効果ない？カランメソッド歴1年の私が実感した効果

カランメソッドの効果について知りたい方へ。

「カランメソッドって本当に効果があるの？」

「カランメソッドをやろうか迷っている」

と考えている方もいると思います。

今回は「ネイティブキャンプ」でカランメソッド歴1年の私がカランメソッドを受けて実感した効果や気になる点について解説します。

カランメソッドとは？

カランメソッドとは1960年代にイギリスで生まれた勉強法。誕生以来、50年以上世界的に支持され続けています。

通常の英語学習の1/4の時間で英語を身につけることができる勉強法です。
実際に他の学習方法と比べ、1/4の学習時間でケンブリッジ試験に合格できることが実証されています。

特徴は以下の４つです。

通常のレッスンより早口で、レッスン中に雑談や質問は一切なし

レッスン中は講師が早口の英語で質問し、それに対して生徒が瞬時に回答するという流れの繰り返しです。

レッスン前に若干の雑談はありますが、レッスン中は雑談と質問は禁止されています。それにより「大量に聞いて」、「大量に話す」ことが可能になります。

慣れてないうちは辛く感じる方もいるかもしれませんが、慣れてくるとスムーズに回答できるようになってきます。

復習にかける時間が多い

レッスンの40%は前回の復習。

具体的な流れは前回の復習（10分）→新しい単語の習得（10分）→リーディング（5分）です。何度も何度も復習することで体に染みついてきます。

最初のほうはついていけなくても復習をしていると、徐々についていけるようになります。

具体的な流れは動画を参考にしてください↓

質問の回答は省略形かつフルセンテンスで答えなくてはいけない

講師の質問に対して「I am」ではなく「I’m」、「You are」ではなく「You’re」のように省略形で答えなくてはなりません。

なぜなら、ネイティブが多用する「I’m」や「You’re」などの省略形に慣れるためです。

そして質問に対してはフルセンテンスで答えなくてはなりません。

例えば「Do you like apple?」と質問されたら、「Yes」だけではなく「Yes,I like apple.」と答える必要があります。

実際の会話では「Yes」や「No」だけで回答することもできますが、フルセンテンスで話す習慣をつけることにより正確な文法が身につけられるのです。

講師から文法や発音について細かい指摘を何度も受ける

発音や文法が間違っていると、その都度指摘されます。

特に日本人が苦手な「R」と「L」の発音や「a」と「the」などの区別しづらい冠詞についてよく指摘されます。

たまに発音を誤魔化して答えても、すぐにバレて指摘されます（笑）

カランメソッドで実感した効果

上記の画像のとおり、私は1年以上「ネイティブキャンプ」でカランメソッドを受講しています。現在もほぼ毎日受講しています。

そんな私が実感している効果は以下の4つです。

「英語脳」ができた

これがカランメソッドを受講して得た効果の中で一番大きな効果です。

「英語脳」とは英語を日本語に変換せずに、英語として理解する力です。

「英語脳」はネイティブと英語で会話するうえで絶対に必要なものです。

なぜなら、「What is your favorite sport?」と聞かれて、「あなたの好きなスポーツは何ですか？」と一度日本語に訳して理解してから答えていてはネイティブの会話のスピードについていけないからです。

カランメソッドでは講師に早口で質問されて、瞬時に答える必要があるので英語を日本語に訳していては間に合いません。

したがって、強制的に英語を英語として理解する力を身につけることができるのです。

ちなみに「英語」を「英語」で理解する力というのは「英語」を聞いて、頭の中で日本語に訳すのではなくイメージや絵が浮かぶような感覚です。

たとえば、日本語で「リンゴは好きですか？」と聞かれたら、赤くて丸いリンゴのイメージを思い浮かべると思います。それを英語で聞かれても、同じように赤くて丸いリンゴのイメージを思い浮かべるようなイメージです。

「英語脳」を作るために、「瞬間英作文がおすすめ！」というような意見もありますが、私は「カランメソッド」のほうが圧倒的に効果がありました。

「瞬間英作文」は日本語を瞬時に英語に訳す勉強法なので、どうしても日本語に訳すクセが抜けないのです。

リスニング力が格段に上がった

TOEICのリスニングが遅すぎると感じるくらいリスニング力が上がりました。

レッスン中、講師はとても早口です。しかし、生徒は教科書を見るのを禁止されています。

したがって、リスニングのみを頼りにレッスンを進めていかなくてはなりません。そして、質問に対してフルセンテンスで答える必要があるので、中途半端なリスニングでは答えることができません。

そのため、リスニングに全神経を注ぐことを余儀なくされます。

カランメソッドを半年くらい受講するとTOEICや英検などのリスニングはほとんど聞き取れるようになると思います。

また、ネイティブにいきなり早口で話しかけられて「う・・・。速すぎて、なにも聞こえない・・。」というようなことにはならなくなると思います。

英語を瞬発的に話せるようになった

簡単な質問であれば英語で聞かれても、瞬時に答えられるようになりました。

先ほどもお伝えした通り、「英語脳」が身についたので、日本語に訳す時間が短縮されたからです。また、レッスンのスピードが体に染みついているからです。

とても速いスピードでレッスンは進んでいくので、そのスピードが体に染みついてしまえば、ネイティブの会話のスピードも怖くないです。

発音が良くなった

特に日本人が苦手な「R」と「L」、「B」と「V」の発音が格段に良くなりました。

会社のネイティブの外国人にも褒められたくらいです。

レッスン中は、発音に関して何度も何度も指摘されます。
ちなみに私は1年間で「R」と「L」の発音に関して100回以上は指摘されていると思います…（笑）

最初は意識して発音しないと間違えていたのですが、指摘され続けていると意識しなくても正しい発音が出来るようになりました。

また、普通のレッスンの4倍くらい話すので、発音の練習量も増えます。

「発音が良くなくても意味が伝われば問題ない！」と思っている人もいるかもしれませんが、発音が悪いと上手く伝わりません。特に「R」と「L」の発音が正しくないと違う意味で伝わってしまうことが多いです。

したがって、英語を話す上で発音も必要な要素の１つなのです。

カランメソッドの気になる点

カランメソッドを受講して効果があったと実感している反面、気になる点もあります。

気になる点は以下の３つです。

英語を話す力は身につかない

レッスンで「フリートーク」はありません。基本的に質問と回答の繰り返しがメインです。

したがって、カランメソッドは自分で考えて何かを話すというよりは「英語の反応スピードを上げる」、「正しい文法や発音をする」ための学習法です。

「ネイティブキャンプ」では「フリートーク」などのレッスンも受講することができるので、カランメソッドと併用することをオススメします。

初心者には向いていない

英語初心者の方にはあまりオススメ出来ません。具体的にはTOEIC500点以下くらいの人にはオススメしません。

最低限の文法や単語を知らないでカランメソッドを受講すると全く意味が分からずレッスンが終わってしまうからです。
カランメソッドでは文法や単語の意味についても英語で説明されます。そして、話すスピードも速いので初心者にとっては講師の言ってること自体全く理解できないという事態になってしまいます。

中学レベルの文法や単語が身についているというレベルであれば問題ないです。

レッスン単価が高い

カランメソッドはどこのオンライン英会話で受講しても1レッスンあたり400円～500円くらいかかってしまいます。

通常のオンライン英会話のレッスンが1レッスン当たり100円～200円くらいなので、少し高いです。

私が使っている「ネイティブキャンプ」でも定額6,480円とは別に1レッスン当たり追加で100円～1,000円はかかってしまいます。

しかし、私は基本的に「カランの予約が半額」という講師を探し出して予約しています。その場合だと、1レッスン当たりの追加料金は100円になります。

カラン半額の講師を予約することで、「ネイティブキャンプ」であれば、毎日カランメソッドのレッスンを受けても1回あたりのレッスンは100円（カラン追加料金）+6,480円/31日=約309円になります。

加えて、予約無料の講師で「フリートーク」などのレッスンを受講すれば、十分にもとは取れると思います。

まとめ：カランメソッドはとても効果がある

カランメソッドはとても効果がある勉強法だと思います。「フリートーク」などのレッスンも併用することでさらに高い効果を得ることができます。

カランメソッドで「英語脳」と「リスニング力」、「瞬発力」を身につけて、フリートークで「自分で考えて話す力」を身につけるのです。

レッスンのスピードが速く、何度も指摘されるので始めたばかりの頃は辛くて、「もう受けたくない・・」と思う方が多いと思います。

しかし、通常の4倍のスピードで英語を学ぶことができます。驚くべきスピードで英語の能力を上げることができるのです。

なるべく短い期間で英語を身につけたい方には本当におすすめです。

50年以上の歴史と実績がある勉強法なので、まったく怪しい勉強法でもありません。

みなさんも「カランメソッド」を受講して、最短で「英語脳」をGETしましょう！