FWJはJBBFに並んで人気のあるボディコンテスト団体です。フィジークの大会に出場を考えている人は、まずFWJかJBBFのどちらで出場をしようか迷うでしょう。
人気フィットネスYoutuberの山澤さんやカネキンさんなどがFWJの大会に出場していることで若者に最も人気のある団体と言っても過言ではないです。
この記事ではFWJの特徴や大会の種類、コンテスト出場までの流れなどFWJに関することを全て解説します。自身の経験をもとにした内容もありますので、参考にしてみてください。
2023年にFWJ、2024年にJBBFの大会に出場した私の経験をもとにそれぞれの団体の違いを解説しています。
初出場した際の反省をもとにどのように減量や調整をしたかも解説していますので、参考にしてみてください!
FWJとは
FWJ(Fitness World Japan)は、フィットネス・ボディビルディング競技の主要団体です。多様なカテゴリやイベントを提供しており、アマチュアからプロフェッショナルまで幅広いレベルの選手が参加できます。
最近では最も勢いのある団体で、YouTubeなどのSNSでの発信も強化しています。多くのフィットネスYouTuberが大会に出場しているので多くの若者からの人気があります。
演出が派手で大会に出場している選手だけではなく、応援している友達や家族も楽しむことができます。
APFとの関係
FWJは2021年6月26日より新しい団体として「APF」を立ち上げました。APFは初心者を含むより多くの人にフィットネスを楽しんでもらえるようにフィジークやボディビルだけではない様々なカテゴリを用意しています。
FWJの選手登録をすればAPFのコンテストに出場することができます。レベルとしてはFWJよりも初心者向けなので、初めての人はAPFの大会に出場するのもよいでしょう。
JBBFとの違い
フィジークの2大団体といえば、FWJとJBBFです。JBBFは最も歴史が長く、競技人口も多いです。
一方でFWJは比較的新しい団体ですが、多くのフィットネス系YouTuberが出場しており、若者からの人気が急上昇しています。
伝統があり格式のある団体がJBBFで、新しくて勢いのある団体がFWJというイメージです。そしてJBBFは抜き打ちでのドーピング検査がありますが、FWJは検査がありません。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
FWJの競技種目
引用:FWJ 競技カテゴリ一覧
FWJには男性、女性ともに様々なカテゴリがあります。今回は男性・女性別にカテゴリを紹介します。
男性の競技種目
FWJの男性の競技種目にはフィジーク、クラシックフィジーク、ボディビルがあります。体の大きさや目的によって選ぶ競技種目が変わります。
ボディビル:筋肉量が最も重視される競技。バランスよりも体の大きさなどが重視されやすいです。
クラシックフィジーク:フィジークとボディビルの中間の競技。ボディビルのように筋肉量も評価されますが、フィジークのようにバランスも審査基準になります。
フィジーク:夏の海が似合う体を競う競技。適度な筋肉量で体全体の形やバランスが重視されます。脚は審査基準ではないです。
女性の競技種目
FWJの女性の競技種目には、ビキニ、ウェルネス、フィギュア、ウィメンズフィジークがあります。男性と同様に体の大きさや目指す体によって選ぶ競技種目変わります。昨年カーリングの藤澤五月選手が出場していた競技種目はビキニになります。
筋肉量としては大きい順でウィメンズフィジーク>フィギュア>ウェルネス>ビキニになります。
ビキニ:女性らしい美しさを競う競技です。筋肉量ではなく、アウトラインやバランスなどが評価されます。ヘアメイクやポージングなども審査対象になります。
ウェルネス:ビキニよりも筋肉量が必要なカテゴリです。上半身よりも下半身に比重をおいた審査になります。
フィギュア:女性ならではの筋肉の美しさを競う競技です。筋肉量だけではなくバランスや絞りだどが評価されます。
ウィメンズフィジーク:フィギュアよりも筋肉量が必要になります。FWJの中では最も筋肉量が求められます。かなり筋肉をつけないと勝つのは難しいです。
2023年にFWJ、2024年にJBBFの大会に出場した私の経験をもとにそれぞれの団体の違いを解説しています。
初出場した際の反省をもとにどのように減量や調整をしたかも解説していますので、参考にしてみてください!
FWJの大会の種類
FWJの大会は、大きく分けて2種類あります。大会によって出場する資格や出場する選手が違います。
- Regional
- Pro Qualifier
Regional
北海道から沖縄まで各地方で開催されている大会です。2024年は、年に20回開催予定があります。誰でも申し込めば出場することができます。
カネキンさんやエドワード加藤さんなどのIFBBプロ選手は出場しませんが、オープンカテゴリはかなりレベルが高いです。
初めて出場する人はトゥルーノービスもしくはノービスカテゴリを選んだほうが良いです。
Pro Qualifier
IFBBプロカードを獲得することができる大会です。2024年は以下の大会が該当します。
■5月:HIDETADA YAMAGISHI, IRIS KYLE JAPAN CLASSIC
■8月:MASTERS PRO QUALIFIER JAPAN (年齢条件有)
■11月:OLYMPIA AMATEUR JAPAN
Regionalに過去一度でRegionalの大会に出場をしていれば、参加することができます。しかし、かなりレベルが高いので相当自信がある人以外は出場しないほうが良いでしょう。
2023年にFWJ、2024年にJBBFの大会に出場した私の経験をもとにそれぞれの団体の違いを解説しています。
初出場した際の反省をもとにどのように減量や調整をしたかも解説していますので、参考にしてみてください!
FWJのコンテストの出場の流れ
FWJの大会に出場する流れは以下のとおりです。JBBFに比べると分かりやすいですが、選手登録が2種類あるので、困惑する人もいるでしょう。
FWJカードに登録する
↓
NPC WORLDWIDEメンバーシップに登録する
↓
出場するカテゴリの選択
↓
コンテストにエントリーする
FWJカードに登録する
FWJのコンテストに出場するためにはFWJカードの登録が必要です。FWJカードはPCもしくはスマートフォンから登録が可能で、10,000円かかります。FWJカードは年に1回登録が必要です。
登録すると特典として、雑誌『FITNESS WORLD』を年に4回無料で貰うことができます。また、FWJと提携しているジムのビジターを通常よりも安い料金で利用することができます。
NPC WORLDWIDEメンバーシップに登録する
FWJカードへの登録だけではなく、NPC WORLDWIDEメンバーシップにも毎年1回登録する必要があります。FWJカード同様にスマートフォンから登録が可能です。費用は55$になります。
海外のメンバーシップなので登録の流れが分かりづらいですが、事前に登録をするようにしましょう。コンテスト当日に登録をすることもできますが、当日登録料は10,000円と少し高いので事前登録を推奨します。
FWJ公式サイトに掲載してあるNPC WORLDWIDEメンバーシップ登録の流れを参考にしてみてください。
出場するカテゴリの選択
今回はフィジークをメインにお伝えしますが、様々なカテゴリがあります。初心者の方はトゥルーノービスもしくはノービスカテゴリがおすすめです。オープンはかなりレベルが高く、普通にトレーニングをしていては勝つのがかなり難しいです。
ローカルは参加人数が少ないことが多く、あまり盛り上がらないので個人的には出場しなくてよいと思います。
自分に合うカテゴリを選ぶようにしましょう。
コンテストにエントリーする
出場するカテゴリが決まったら、エントリーをしましょう。1カテゴリ10,000円です。複数カテゴリへのエントリーも可能ですが、出場カテゴリ数×10,000円かかります。
入力フォームの会員番号にはFWJの会員番号ではなく、NPC WORLDWIDEメンバーシップの番号を入れなくてはなりません。また、職業や自己PRは必須ではないので入力しなくても問題ありません。FWJのYouTube取材で使用するための項目とのことです。
2023年8月にフィジーク大会に出場した時の全データをnoteで公開しているので、ぜひご覧ください!
減量期間や体重の推移、実際の食事まで全て公開しています。このnoteを読めば、フィジーク大会の全てが分かります。
FWJの観戦チケットの料金は?
大会の開催場所や席の種類によって観戦チケットの料金は変わります。Regionalは大会によりますが、S席約5,500円、A席約4,500円、B席約3,500円となっています。B席は会場によっては、舞台からかなり遠いです。
Pro QualifierはRegionalに比べると高いです。一番安い席でも6,000円以上します。最もいい席だと10,000円を超えることもあります。
観戦チケット代は他の団体と比べると少し高めです。
応援に来てくれる人には、チケット代のお返しに手土産を渡したほうがよいでしょう。
まとめ
FWJは多くのYouTuberが大会に出場しており今最も勢いのある団体です。派手な演出で、YouTubeなどの発信にも力を入れており今後も人気が上がっていくでしょう。
初心者向けのカテゴリもあるので、初めての人でも出場しやすいです。しかし、カテゴリのレベルが上っていくにつれてレベルもかなり上っていきます。
自分にあったカテゴリを選んで出場することで非常に重要です。私は自分にあったカテゴリを選んで出場することができ、とても良い思い出になりました。
一度出場をするとFWJの良さがかなり分かると思いますので、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
2023年にFWJ、2024年にJBBFの大会に出場した私の経験をもとにそれぞれの団体の違いを解説しています。
初出場した際の反省をもとにどのように減量や調整をしたかも解説していますので、参考にしてみてください!