このような疑問をお持ちの方は多いと思います。
海外ドラマを使った英語学習は正しい学習法を実践すれば、非常に効果的です。
日本にいながら留学レベルの英語力をつけることも可能です。
実際に私は海外ドラマを使って、1年間毎日1時間継続して学習したことによって飛躍的に英語力が上がりました。
今では仕事でネイティブと会話をすることもできます。
しかし、海外ドラマで英語学習を始めた当初は学習法が分からず、とりあえず聞き流していたのでほとんど効果がありませんでした。
そこでこの記事では海外ドラマを使った英語学習の効果と正しい学習方法を解説します。
この記事を読めば「海外ドラマを使った英語学習」で飛躍的にリスニング力を伸ばす方法が分かります。
海外ドラマを使って正しい学習をすることでネイティブの英語もスムーズに聞き取れるようになります。
海外ドラマを使った英語学習の効果
効果は以下のとおりです。
・日常会話で使う表現を学べる
・ネイティブのスピードに慣れる
・英語学習を継続しやすい
日常会話で使う表現を学べる
TOEICなどでは学べないスラングなどの「生きた英語」を学べます。
海外ドラマはネイティブが実際に話す英単語や英語表現が盛りだくさんだからです。参考書や辞書に載っていない表現もよく使われます。
実際に私も海外ドラマで学んだ表現をネイティブの同僚との会話に使うことがよくあります。
ネイティブのスピードに慣れる
ネイティブのスピードに慣れることは英会話において非常に大切です。
なぜなら、ネイティブの英語を聞き取れない方のほとんどはスピードについていけてない場合が多いからです。
しかし、日本の英語学習だけではネイティブのスピードに慣れることは不可能です。
日本で学ぶ英語(TOEICや英検)はスピードが非常に遅いからです。それに慣れているといつまで経ってもネイティブの英語を聞き取ることはできません。
一方で海外ドラマはネイティブの通常の会話スピードなので、ネイティブのスピードに慣れることができます。
英語学習を継続しやすい
海外ドラマを使った英語学習は飽きないので、継続しやすいです。好きな作品を選べるので、内容を楽しみつつ学ぶことができます。
TOEICや英検のリスニング教材をずっと聞いていても内容がつまらなくて飽きてしまう方が多いでしょう。
しかし、海外ドラマであればストーリーや好きなキャストを見ながら楽しく英語学習を継続することができます。
海外ドラマを使ってリスニング力を伸ばす5つのステップ

はじめにお伝えした通り、「海外ドラマを使った英語学習」は正しいやり方であれば非常に効果があります。
逆に間違ったやり方をしてしまうとほとんど効果がありません。
私は学生時代、1年以上間違ったやり方をしてしまい、ほとんど英語力は伸びませんでした。。。
しかし、正しいやり方にしてからは1年間で英語力が大きく伸び、TOEICのリスニングでは9割を取ることができました。
今回は私の経験も踏まえて正しいやり方(5ステップ)と意識するべきポイントをお伝えいたします。
【STEP1】日本語字幕で1周する
TOEIC800点以下の方はまず内容を日本語字幕でしっかりと理解しましょう。
いきなり英語字幕や字幕なしで見ると訳が分からず、続かないし意味がないからです。
英語初心者の方のほとんどは「何を言っているか分からなくて、勉強の意味がない」と思ってしまい、途中で辞めてしまいます。
最初に内容を把握することで英語が全く分からなくてもなんとなく内容を理解できるの飽きずに学習できます。
【STEP2】英語字幕で見ながら、分からない単語や文法を調べる
英語字幕(スクリプト)を見ながら意味が分からない箇所はドラマをその都度止めて、調べましょう。
意味が分からないまま聞いていたり、シャドーイングしていては英語は身につきません。
分からないところがなくなるまで徹底的に調べましょう。
※中級者以上(TOEIC700点以上)の方は英英辞典で調べるのをオススメします。英語を英語として理解することで「英語脳」を作りやすくなるからです。
【STEP3】英語字幕で完全に発音できるようになるまで見る(シャドーイング)
英語字幕(スクリプト)を見ながらシャドーイングをして、発音できない箇所がなくなるまで何度も見ましょう。
意味と発音を英語字幕(スクリプト)を見ながら頭で理解してシャドーイングすることで、しっかりと身につけることができます。
間違った学習法の中で一番多いのは「いきなり字幕なしでシャドーイングをすること」です。
初級~中級者の方がいきなり字幕なしでシャドーイングすると、意味も発音も訳が分からずただ繰り返して読んでいるだけになってしまいます。
その結果、何も身につかないのです。
私も昔は「いきなり字幕なしでシャドーイングをしたほうがいい!」という記事を見つけて、その方法で毎日やっていました。
しかし、1年経ってもほとんど英語力は変わりませんでした。。。ただ、勉強をしている気になっていただけだったのです。
【STEP4】字幕なしで完全にシャドーイングできるようになるまで見る
字幕なしでシャドーイングできない箇所がなくなるまで、何度も繰り返し見ましょう。
リスニングの大前提として、「発音ができない英語」=「聞き取れない英語」です。
逆に言えば、発音ができる英語は全て聞き取ることができます。
実際に「Thank you」や「Nice to meet you」のように発音できる英語は、どんなに早くても聞き取れるでしょう。
字幕なしで完全にシャドーイングできるようになった頃には、ほとんど聞き取れるようになっているでしょう。
ちなみに私は1本40分のドラマを完全にシャドーイングできるようになるまで、20周くらい見ました。
【STEP5】ドラマで覚えた単語や表現をオンライン英会話で使う
インプットだけではなく、アウトプットをすることで本当の英語力を身につけることができます。
アウトプットを続けることで自然とその単語や表現が口から出るようになります。
オンライン英会話など実際に話すことがベストですが、日記などで覚えた単語や表現を使うことでも十分に効果はあります。
ドラマを見るだけで満足するのではなく、実際に使うことで本物の英語力を身につけましょう。

海外ドラマを使った英語学習のポイント

同じストーリーを何度も見る(10周~20周)
セリフを9~10割暗記ができるまで見たほうが良いです。
どんどん新しいストーリーを見ていくと、新しい単語や文章をどんどん覚えることはできますが、前に見たドラマで学んだことを忘れてしまいます。
人の脳は1度勉強したことを1時間後には56%忘れ、1日後には74%、さらに1週間後には77%、1カ月後には79%を忘れるとされています。
したがって、どんどん新しいストーリーを見ていくと、前に見た内容はほとんど忘れてしまうのです。
逆に同じストーリーを毎日見続けると記憶が定着します。最低でも同じストーリーを10周は見たほうがいいでしょう。
和訳はしない
海外ドラマを見る時は絶対に和訳をして理解しないようにしましょう。
和訳をして理解するクセがついてしまうと、実際の会話でも和訳してしまうようになってしまいます。
その結果、ネイティブとの会話のスピードについていけなくなります。
したがって、海外ドラマを使って英語学習するときは和訳せず、英語を英語として理解するようにしましょう。
キャストに感情移入をしてシャドーイング
キャストに感情移入して、演技をしているかのようにシャドーイングをしましょう。
これをするとしないとでは効果が大きく変わります。
「この表現はこの感情のときに使う」というように英語を和訳して覚えるのではなく、感覚として覚えることができるのです。
また、感情を込めて英語を話す練習にもなります。
海外の人は感情表現が豊かなので感情を込めないと伝わらないこともあるので、感情を込めて英語を話すことは非常に大切です。
まとめ
海外ドラマを使った英語学習は正しい学習法を実践すれば、非常に効果的です。
そして毎日継続して続けることが大切です。
正しい学習法とポイントを理解して、毎日継続することで留学なしで英語を話せるようになることも出来るでしょう。
あなたも明日から海外ドラマを使った英語学習でネイティブ並みの英語力を手に入れましょう!