結論、Webマーケティングの仕事はAIに奪われることはありません。かなり有望です。
今回は現役マーケターの私がWebマーケティングの仕事が有望な理由をお伝えいたします。
これからWebマーケティング業界に入ろうか悩んでいる方は必見の内容です。
Webマーケティングの仕事の将来性は?結論:有望です

Webマーケティングの仕事の将来性はある!と断言できます。
AIにも仕事は奪われません。
その理由は以下のとおりです。
- AIでは人間の気持ちを理解できないから
- Webマーケティングの需要は伸び続けているから
- マーケターがかなり不足しているから
それぞれ解説していきます。
AIでは人間の気持ちを理解できないから
マーケティングは「モノを売る仕組み」を作る仕事です。AIがマーケティングの仕事を全て担うことは不可能です。
なぜなら、人間がどのような感情でモノを買っているかを理解する必要があるからです。人間の気持ちを理解することができないAIが出来る仕事ではないのです。
数字などのデータ以外の部分から戦略を考えるスキルがかなり重要になります。
マーケティングは答えがない仕事です。答えがある仕事についてはAIは人間よりも早く解決することができますが、答えがない仕事を解決する力はありません。
したがって、答えがある仕事はAIがやり、答えがない仕事は人間がやるというように協業していくことが非常に重要になっていきます。
Webマーケティングの需要は伸び続けているから

インターネット広告費は年々増えています。
コロナ禍以降、インターネットを通してモノやサービスを購入するようになったので、全ての企業がインターネットを無視できなくなっているのです。
実際に大手企業に行ったアンケートで「社内でDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでいますか。」(n=216)と質問したところ、「はい」が82.9%、「いいえ」が9.7%という回答となりました。
参考:PRTIMES「大手企業の8割超が自社で「DXに取り組んでいる」と回答」
今までTVや新聞広告に頼ってきた大企業がデジタルシフトするようになっています。
マーケターがかなり不足しているから
Webマーケティングの需要の急増に対して、マーケターの育成が追い付いていません。
なぜなら、マーケティングのスキルはちょっと勉強しただけでは身につかず、経験がモノを言う世界だからです。
したがって、社内の人材にマーケティングのスキルを叩き込むことは困難で他の会社の人材を獲得しようとするのです。
実際に私がスカウトサービスに登録したところ、マーケティング関連のスカウトが100以上きました。
誰もが聞いたことがあるような銀行や大企業もありました。年収も他の業種よりも比較的高かったです。
今後なくなる可能性のあるWebマーケティングの仕事

Webマーケティングの仕事はAIに奪われないとお伝えしましたが、一部の仕事はAIに奪われてしまう可能性があります。
具体的には以下のような仕事です。
- Web広告の入稿作業
- レポート作成
- リサーチ・分析
- Webライティング
Web広告の入稿作業とはWEB広告を始める際に必須となるテキスト・画像・動画・広告をクリックした先のURLなどを各媒体に設定する作業になります。
参考:入稿作業とは?WEB広告代理店の日々の業務を紹介!
最近は様々な便利なツールが世の中に出てきたので、上記のような単純作業はすでにAIができてしまいます。
しかし、マーケティングの仕事で大事なのは単純作業の先にある戦略立案や決断、考察などになります。
AIが単純作業をやってくれるようになったので、戦略立案などの人間にしかできない仕事に時間を使うことができるようになったのです。
また、最近ではChatGPTというAIチャットサービスが出現し、AIが記事を制作できるようになりWebライティングの仕事もAIに奪われてしまう可能性が出てきました。
活躍するマーケティング人材になるために必要なスキル
今後は、単純作業だけ出来るマーケターは必要なくなってしまいます。
それでは、今後も活躍するマーケティング人材になるためにはどのようなスキルを身につければよいのでしょうか?
以下のスキルを身につけることで活躍の幅を広げることができるようになるでしょう。
- 上流から戦略設計できるスキル
- 周りを巻き込む力
- SEOスキル
上流から戦略設計できるスキル

引用:MarkeZine
「マーケティング戦略設計」の担当者が不足していると回答した企業が51%と半分以上いるのです。
なぜなら、戦略設計は高度なマーケティングが必要で、AIでは代替できないからです。
逆に言えば、「マーケティング戦略設計」ができる人材になれば、AIに仕事を奪われることなく活躍し続けることができるでしょう。
周りを巻き込む力
マーケティングの仕事は周りを巻き込んで進めていくスキルが非常に重要になります。
なぜなら、マーケティングの仕事は1人で出来ないからです。
デザイナーやエンジニア、時には経営企画など多くの関係部署を巻き込む必要があります。
周りに働きかける積極性やスケジュール調整力などビジネスとして必要不可欠なスキルがマーケターにも必要です。
SEOスキル
SEOスキルは昔も今もかなり重要なスキルです。
「SEOって時代遅れじゃないの?」って思った方もいるかもしれません。
しかし、アメリカのMicrosoftが2020年にマーケティング担当者に必要なスキルはSEOと断言しているのです。
参考:2020 Vision: Trends to define the next decade by Microsoft
SEOはユーザーがGoogleなどで検索するKWの検索意図をくみ取るスキルが非常に大事になります。
人間の気持ちを読み取ることはAIにはできないので、SEOの仕事は人間が一番向いているのです。

Webマーケティングスキルを身につけるメリット

Webマーケティングスキルを身につけることで以下のメリットがあります。
- どの業界でも通用する
- 圧倒的な売り手市場
- 副業や独立がしやすい
どの業界でも通用する
Webマーケティングスキルはどの業界でも通用するスキルです。
Webマーケティング活動をせずに事業を行っている企業はほとんどないからです。インターネットでモノを売ることが普通になったのです。
したがって、ほとんどの企業でWebマーケティングスキルを生かすことができるでしょう。
会社の仕事を頑張っても、今の会社でしか身につかない知識しかつきません。
しかし、Webマーケティングスキルを身につければどこの会社でも通用するので、転職や独立もしやすくなります。
Webマーケティングスキルを身につけることで会社に依存しない働き方を実現することが出来るでしょう。
圧倒的な売り手市場
インターネット広告費が年々増加していることに伴い、多くの企業がWebマーケターを必要としています。
しかし、最近はWebマーケターが圧倒的に足りなくなっています。。。
実際に私が勤めている会社もWebマーケターが足りておらず、積極的に採用をしています。
IT企業だけではなく、大手企業でもWebマーケターは足りていません。
このように需要と供給のバランスが崩れており、圧倒的な売り手市場となっています。
副業や独立がしやすい
Webマーケティングスキルがあれば、副業や独立も可能です。私の周りでも副業やフリーランスとして働いている人が増えています。
WEBマーケティングのコンサルであれば副業でもできるでしょう。
ネットがつながる環境であれば、場所を選ばずにどこでも仕事をすることができます。
海外に移住して仕事をしたり、おしゃれなカフェで仕事をしたり自由な働き方も実現することができるでしょう。

まとめ:Webマーケティングは今後も伸び続ける
Webマーケティングスキルは今後も役に立ち続けるでしょう。
個人で稼ぐ力が必要と言われている今の世の中でWebマーケティングのスキルはうってつけのスキルになると思います。
しかし、人工知能(AI)に置き換わる仕事があるのも事実です。
したがって、人間しか持っていないような思考力やコミュニケーション能力を伸ばしていく必要があります。
Webマーケターは経験や勘も非常に重要なので、早いうちから多くのことを経験し学ぶことでキャリアアップを目指していきましょう。