Webマーケティングは向いている人にとってはとてもやりがいのある仕事です。一方で向いていない人にとってはかなり辛いです。
今回紹介する向いている人・向いていない人の特徴を見て、自分が向いている人に当てはまるかを確認してみてください。
Webマーケティングに向いている人の特徴7つ

Webマーケティングに向いている人の特徴は以下のとおりです。
- 論理的思考が得意な人
- 数字に強い人
- コミュニケーション能力が高い人
- 好奇心旺盛で勉強が好きな人
- 相手の気持ちを考えることができる人
- 地道に取り組める人
- 責任感のある仕事がやりたい人
論理的思考が得意な人
WEBマーケティングにおいて一番大事なのは論理的思考です。
論理的思考とは「因果関係を整理し順序立てて考えること、あるいはわかりやすく説明すること」です。
Webマーケティングの施策を実施するうえで上司や関係部署、クライアントなどの承認が必要になります。
承認をもらうためには分かりやすく論理的に伝える必要があります。論理的ではないと施策の実行の承認すらもらえません。
したがって、論理的思考はWebマーケターの必須スキルになります。
「論理的思考力に自信がないから諦めよう…」と思った方はちょっと待ってください!
なぜなら、論理的思考力はWebマーケターとして働きながら身につけることが可能だからです。
吸収の速い20~30代であれば論理的思考が苦手でも問題はないです。
数字に強い人
Webマーケティングは数字をもとに施策を立案し、結果も数字すべて数字で出るような世界です。
「ページの訪問回数が〇〇%減っているけど、なんでだろう?どうやって改善しようかな?」のように数字を分析して、次の改善案を考えるような毎日です。
このように数字をもとに推測して、原因を特定し、改善案を考えることが好きな人にはとても楽しい仕事だと思います。
統計学などの専門的な知識がなくても、数字に抵抗がない人であれば問題ないです。
コミュニケーション能力が高い人
Webマーケティングは多くの人を巻き込んで仕事を進めていきます。
なぜなら、Webマーケティングの施策を1人だけで進められることがほとんどないからです。
キャンペーン1つとっても、Webページを作る上でWebディレクターと連携をしたり、コストの面で経営企画と連携したり、時にはITの開発部門との連携も必要になります。
したがって、仕事を円滑に進めるためには関係部署との信頼関係を構築できるコミュニケーション能力が不可欠です。
好奇心旺盛で勉強好きな人
新しいことに興味を持って常に勉強する人でないとWebマーケティングについていけないでしょう。
なぜなら、Webマーケティング業界は変化が激しく、3~4年前の知識がすでに古いというくらいのスピード感で動いているからです。
実際に昔はSEOの知識だけがあれば十分でしたが、今はSNSやYoutubeの知識がないとWebマーケターとしてやっていけないようなスピード感です。
したがって、常に新しい技術や知識をインプットし続けないとWebマーケターとして結果を残すことは難しいです。
仕事以外の時間も新しい知識をドンドンと取り入れていくような姿勢が大切になります。
相手の気持ちを考えることができる人
どの仕事にも当てはまりますが、Webマーケティングにおいても「相手の気持ちを考える」ことは非常に大事です。
Webマーケティングとは、簡単に言えば「売れる仕組みづくり」です。
「売れる仕組み」をつくるためには実際に購入するお客様の気持ちを考えることが必要不可欠です。
数字ばかりに気を取られ、お客様の気持ちを全く考えていないと的外れな施策になってしまいます。
常にお客様の気持ちを最優先に考えながら、数字をもとに施策を考えていくことで「売れる仕組み」を作ることができるのです。
地道に取り組める人
Webマーケティングの業務は予想以上に地味な作業が多いです。
細かい数字を見て改善施策を考えたり、細かい表現のチェックをしたりなどです。
このような細かい作業に地道に取り組める人は向いているでしょう。
責任感のある仕事がやりたい人
責任感のある仕事がやりたい人はマーケティングの仕事がピッタリです。
会社の業績に直結するような仕事だからです。ビジネスは集客→販売の流れですが、その「集客」を担当するマーケティングの仕事はかなり重要なのです。
実際に社長や役員に直接報告する場面も多くあります。
プレッシャーが大きいですが、責任感のある大きな仕事ができます。

Webマーケティングに向いていない人の特徴6選

ここまで向いている人をお伝えしてきましたが、Webマーケティングは向いていない人にとっては相当ツラい仕事です。
私の周りで辞めた人に共通している特徴は以下のとおりです。
- 数字に圧倒的に弱い人
- 勉強嫌いな人
- 常に指示待ちの人
- PCでの作業が苦手な人
- 地道にコツコツとやるのが苦手な人
- 安定志向な人
数字に圧倒的に弱い人
数字を見てるだけで吐きそうになるような人は辞めたほうがいいです。
なぜなら、Webマーケティングは良くも悪くも数字が全てだからです。
Webマーケティングの施策を立案したり、施策の効果検証をする際は全て数字をもとに行います。
したがって、数字を見ない日は1日もありません。毎日数字と向き合うような仕事です。
数字に特段強くなくても問題はないですが、数字に圧倒的に弱い人は向いていないでしょう。
勉強嫌いな人
Webマーケティングは勉強することが山ほどあります。特に未経験であれば、毎日勉強しなくてはなりません。
なぜなら、Webマーケティングは領域がとても広いからです。
集客施策だけでもSEO(検索エンジン最適化)、リスティング広告、アフィリエイト広告、SNS、メルマガ、ウェビナー(Webセミナー)など様々です。
また、Webマーケティング業界は変化が非常に速いので、常に新しい情報や技術をインプットしなくてはなりません。
しかし、Webマーケティングが好きで情報収集するのが好きであれば、新しいことをどんどん吸収できるのでとても楽しいです。
常に指示待ちの人
常に指示を待っているような人はWebマーケティングには向いていません。
Webマーケティングを施策を行う上で自発的に進めていく必要があるからです。
Webマーケティングの施策を行う上では多くの人を巻き込んでスピード感をもって進めていかなくてはなりません。
したがって、積極的に関係者とコミュニケーションを取ることがとても重要になります。
逆に指示を待っていると締め切りがどんどん遅れていき、スケジュール通りに施策を進めることができません。
PCでの作業が苦手な人
「PCで作業したくない!」と思っている人もWebマーケティングには向いていません。
WebマーケティングはエクセルやパワーポイントなどのPC作業が大半だからです。
大量のデータをエクセルを使って解析して、それをもとに結果や次の施策をパワーポイントにまとめて上司やクライアントへ報告するのです。
しかし、現時点でエクセルやパワーポイントの知識がほとんどなくても、仕事をしていく中で自然に身につくのであまり気にしなくて良いでしょう。
地道にコツコツとやるのが苦手な人
WEBマーケティングの仕事は地味にコツコツとやるのが苦手な人は苦痛かもしれません。
なぜなら、Webマーケティングの仕事内容は思っているよりもかなり地味だからです。
細かい数字を毎日チェックして日々改善していくような仕事内容です。細かい表現や文章を修正するような仕事もあります。
私もWebマーケティングの仕事をするまでは「Webマーケティングは華やかでカッコいい仕事なんだろうな」と思っていましたが、想像以上に地味でした。
「Webマーケティングは華やかでカッコいい仕事」と思って、仕事を始めると想像とのギャップにショックを受けるかもしれません。
地道にコツコツと努力することで大きな成果を出すのがWebマーケティングの一番の醍醐味です。
安定志向な人
安定志向な人はWebマーケティング業界は向いていません。
なぜなら、良くも悪くも実力主義の世界だからです。
年齢を重ねるだけでは、給料は上がりません。成果を出さなくてはなりません。
したがって、年功序列で安定的に給料を上げたい人はやめておいたほうがよいでしょう。


向き不向きは実際にやってみないと分からない
ここまでWebマーケティングに向いている人・向いていない人を紹介してきました。
しかし、向いていない人の特徴に当てはまるからといって、絶対に成功できないというわけではありません。
向いていない人の特徴に当てはまっている人でも成功している人はいます。
これを言ってしまうと元も子もありませんが、向き不向きはやってみないと分かりません。
実際にやってみてWebマーケティングの仕事を好きになれる人は向いている人です。
少しでも迷っている人はとりあえずやってみるのがよいでしょう。
未経験からWebマーケターになる方法

未経験からWebマーケターになる方法は主に以下になります。
- 転職エージェントに相談する
- Webマーケティングスクールに通う
- 独学でスキルを身につける
それぞれ解説してきます。
転職エージェントに相談する
未経験からの転職の場合、エージェントの登録は必須です。
業界のことや転職活動の進め方など全てを無料で教えてくれるからです。
「転職エージェントが多すぎて、どこに登録すればよいかわからない」という方は、おすすめの転職エージェントを参考にしてみてください。

Webマーケティングスクールに通う
いきなりの転職が不安な人は、Webマーケティングスクールでスキルを身につけてから転職をしましょう。
2~3ヶ月という短い期間で一通りのWebマーケティングスキルを身につけることができるからです。
また、転職サポートがついているスクールも多いので、そのまま転職することもできます。
おすすめのWebマーケティングスクールは別の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。

独学でスキルを身につける
転職せずにWebマーケターになる方法も紹介します。
ブログやSNSなどでWebマーケティングスキルを身につけて、自分で稼ぐ方法です。
アフィリエイトで稼いだり、ブログの実績をもとに企業案件を獲得したりと様々な方法があります。
しかし、難易度が高く、稼げるようになるまで最低でも半年、長いと1年以上かかってしまうこともあります。
自分一人である程度学ぶことができて、努力できる人以外はやめておいたほうがよいでしょう。
まとめ
ここまで説明してきたWebマーケティングに向いている人と向いている人の特徴は以下のとおりです。
- 論理的思考が得意な人
- 数字に強い人
- コミュニケーション能力が高い人
- 好奇心旺盛で勉強が好きな人
- 相手の気持ちを考えることができる人
- 地道に取り組める人
- 責任感のある仕事がやりたい人
- 数字に圧倒的に弱い人
- 勉強嫌いな人
- 常に指示待ちの人
- PCでの作業が苦手な人
- 地道にコツコツとやるのが苦手な人
- 安定志向な人
向いている人の特徴に1つでも当てはまる人はWebマーケティングの仕事に挑戦するべきです。現時点でWebマーケティングに関する知識やスキルがなくても全く問題ありません。
なぜなら、Webマーケティングの知識やスキルは仕事をしながら身につけることが出来るからです。
しかし、毎日勉強することは絶対に必要なので、向上心がない人は正直Webマーケティングには向いていないです。
私自身もPCの知識もなく、論理的思考力もほとんどなかった中でWebマーケターになりましたが、今ではやっていくことが出来ています。
少しでもWebマーケティングに興味があり、向いている人の特徴に1つでも当てはまる人は今すぐ動き出すことをオススメします。
若ければ若いほど未経験でWebマーケターになれる可能性は高いので、興味がある方はすぐに動き出しましょう!
