Webマーケティングの仕事は難しいというイメージが強く、未経験からだと厳しい?という印象を持っている方が多いですが、実際はどうなのでしょうか?
未経験だと厳しいと言われる理由や未経験からWebマーケターになる人、向いている人・向いていない人を解説いたします。
Webマーケティングに少しでも興味を持っている方は、是非参考にしてください。
未経験からWebマーケティングは厳しいのか?
最初に結論をお伝えしますが、「年齢」と「ポテンシャル」によります。
まず「年齢」ですが、20代であれば未経験でも簡単にWebマーケティング業界に転職できるでしょう。実際に私の周りの20代のほとんどが未経験から転職をしています。
若い人はWebに対してあまり抵抗がなく、すぐに知識を吸収できるからです。
「ポテンシャル」については、30代・40代でもマーケティング職に向いている人であれば、Webマーケターになることはできるでしょう。
向いている人の特徴は後ほど解説しますが、Webマーケティング業界は圧倒的な人材不足なので、30代・40代の未経験者でもポテンシャルがある人は採用したいのです。
人によっては「未経験だとWebマーケティング業界は厳しい」かもしれませんが、多くの人がまだ諦めるべきではないでしょう。
Webマーケティングは未経験だと厳しいと言われる理由

未経験からWebマーケティングは厳しいと言われることがありますが、なぜでしょうか?
- 専門性の高いスキルが必要だから
- 実績がモノを言う世界だから
- 即戦力を必要としているから
- 人気が高く、競争率が高まっているから
専門性の高いスキルが必要だから
Webマーケティングの仕事は専門性の高いスキルが必要です。
領域も広いので、一長一短で身につくスキルではありません。具体的にはSEO、Web広告、SNS、Youtube、Tiktokなど挙げだすとキリがありません。
未経験から学ぶとなると、並大抵の努力では習得できません。
事前に本などから基礎知識を学ぶなど、事前準備をしておいたほうがよいでしょう。
Webマーケティングのおすすめの本はこちらを参考にしてみてください。

実績がモノを言う世界だから
フリーランスでWebマーケターをやっていきたい人は、実績が必要になります。実績がないと仕事を獲得できません。
クライアントは実績がないWebマーケターに依頼するのが、不安だからです。
未経験の場合、もちろん実績がないので仕事を獲得すること自体が難しいです。
まずは、Webマーケティング関連の会社に就職して、実績を積み上げてから独立やフリーランスになる方がよいでしょう。
即戦力を必要としているから
Webマーケティング業界は圧倒的な人材不足なので、多くの会社が即戦力を必要としています。
したがって、未経験者はそもそも書類選考で落ちてしまうことが多くあります。
しかし、未経験者を育成する余裕がある会社もあるので、未経験の募集は少なくありません。
特に20代であれば、ポテンシャル採用をしている会社は多くあるので、転職のチャンスは大いにあるでしょう。
人気が高く、競争率が高まっているから
Webマーケターの人気は急上昇しています。
未経験からWebマーケターになっている人がかなり増えているのです。
Webマーケターが増えたことで、競争率が高く、一定以上のポテンシャルがないと採用されなくなっています。
需要も増えているが、その分Webマーケターも増えているので、簡単に採用されるわけではありません。
未経験からWebマーケターになった私が苦労したこと
私は4年前に未経験からWebマーケターになりました。当時はエクセルやパワポも触ったことがないレベルでした。
そんな私が苦労したことは以下のとおりです。
- 最初はかなり勉強が必要
- 丁寧に教えてくれる環境はない
- 成果が求められる
最初はかなり勉強が必要
最初はWebマーケティングの基礎知識をかなり勉強しました。
仕事前に1時間、仕事終わりに2時間くらいです。
Webマーケティングに関する本を片っ端から読んだり、Youtubeの動画を見たりと様々です。
また、自分のWebサイトを開設して、学んだ知識を実践するでスキルを定着させました。
最初はかなり大変ですが、一生役に立つようなスキルなので損はしないでしょう。
丁寧に教えてくれる環境はない
大手企業のように何ヶ月もかけて研修をしてくれるような環境はありません。
自分から学ぼうとする姿勢がないと、何ヶ月経ってもスキルが身につきません。
Webマーケティング業界は良い意味でも悪い意味でもベンチャー気質なので、積極性がないとやっていけません。
受け身ではなく、能動的に仕事をすることを求められます。
成果が求められる
未経験でも成果が求められます。
数字で評価される業界なので、未経験者でも成果をもとに評価されるからです。プレッシャーがかなりかかります。
また、スケジュールもタイトな場合が多いので、心理的な負荷は大きいです。
私は営業経験があり、プレッシャーに抗体がありましたが、事務などをやっていた方にとってはしんどいかもしれません。
未経験からWebマーケターになる方法

未経験からのWebマーケティング転職は簡単ではありません。
しかし、以下の5つのポイントを意識することで成功率をグッとあげることができます。
- 転職エージェントを使い倒す
- 自分が働いていた業界に応募する
- 中堅~大手企業に応募する
- 自分で勉強してから応募する
- Webマーケティングスクール経由で転職する
転職エージェントを使い倒す
未経験からWebマーケティング業界に転職したい方は、転職エージェントの利用を強くオススメします。
転職エージェントを利用するメリットは以下のとおりです。
- 非公開求人を紹介してくれる
- 履歴書や職務経歴書のチェック、面接の練習などをしてくれる
- 面接日程の調整や内定後の給与高所などを行ってくれる
WEBマーケティングに詳しくない方が転職エージェントを利用せず、求人を自分で探して応募して日程を調整するのは不可能に近いです。
転職エージェントに相談せずに転職活動を進めた人の中には思うような求人に出会えなかったり、職務経歴書の内容が不十分で書類選考で落ちてしまい転職活動をやめてしまう人も少なくありません。
「どの転職エージェントに登録すればいいか分からない」と思った方はこちらの記事を参考にしてみてください。

自分が働いていた業界に応募する
自分が働いていた業界であれば、未経験でも転職はしやすいです。
Webマーケティングが未経験でも、前職に近い業界であれば知識を生かせるからです。
例えば、銀行の営業経験があれば、その経験を生かしてネットバンクのWebマーケターとして活躍することは十分に可能です。
「他の業界は無理なのか…」と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。前職に近い業界のほうが転職がしやすいというだけの話です。
したがって、すぐにWEBマーケティング職に転職したい方は前職に近い業界を選んだほうが良いでしょう。
中堅~大手企業に応募する
中堅~大手企業であれば、ポテンシャル採用を実施している可能性が高いからです。
人材に余裕があるので、将来活躍できる人材を集めようとしているからです。
逆にベンチャー企業は人材が足りていないので、即戦力を必要としていることが多いです。
ベンチャー企業に行きたい場合は、中堅~大手企業でWebマーケティングの経験を積んでからの転職をオススメします。
自分で勉強してから応募する
独学でWebマーケティングの勉強をしてから転職をすることもオススメです。
今の仕事を続けながら、休みや空いた時間でWebマーケティングの実績を積むことができるからです。
私が実際にやったことは以下の通りです。
- Webマーケティングに関するYoutubeや書籍から基本を学ぶ
- ブログ・Twitterを運用する
- Web広告を少額で出稿してみる
上記の方法を全て実践すれば、Webマーケティング全般の知識は身につけることができます。
特にブログとTwitterはほとんど無料で始めることができるので、絶対にやったほうがいいです。
実績を作ることができれば、転職面接でのアピールポイントにもなります。

Webマーケティングスクール経由で転職する
「それでも未経験からのWebマーケティング転職がどうしても不安…」と感じている方は、Webマーケティングスクールに通ってから転職しましょう。
Webマーケティングスクールで実務を経験してから転職ができるので、即戦力として活躍することも可能です。
また、転職保証付きのWebマーケティングスクールもあるので、手厚いサポートの中転職活動を進めることができます。
おすすめのWebマーケティングスクールは以下の記事を参考にしてみてください。

Webマーケティング業界に向いている人
未経験からWebマーケティング転職は可能とお伝えしましたが、誰でも出来る仕事ではありません。
それではどのような人がWebマーケティング業界に向いているのでしょうか?
私の周りで活躍しているWebマーケターの共通点は以下のとおりです。
- 真面目にコツコツできる人
- 論理的思考ができる人
- コミュニケーション能力が高い人が得意な人
「真面目にコツコツできる」ことはWebマーケティングの仕事において非常に大切です。
なぜなら、Webマーケティングは地味で細かい仕事が多いからです。また、覚えることも多いので毎日コツコツ勉強しなくてはなりません。
「論理的思考力」と「コミュニケーション能力」は、仕事をしながら身につけることができるので、そこまで気にする必要はありません。
詳しくは以下の記事に書いてあるので参考にしてみてください。

未経験からWebマーケティング職へ転職する際の注意点

未経験からWEBマーケティングへ転職する際の注意点は以下の2点です。
- 年収ダウンは仕方ない
- 転職エージェントの言うことは鵜呑みにしない
年収ダウンは仕方ない
未経験からWEBマーケティングの転職での年収ダウンは仕方ないことでしょう。年収の相場は350万円~500万円くらいです。
特に大手金融や不動産、人材会社などの年収が高い業界からの転職の場合、ほとんど年収ダウンします。
どの仕事でもそうですが、未経験からの転職でいきなり高い給料をもらえることはほとんどありません。
実際に私も生保の営業からWEBマーケティング業界への転職で年収が100万円くらいダウンしました。
しかし、WEBマーケティング業界は給料が上がりやすい業界なので数年勤めれば元の給料を超えることも十分に可能でしょう。
また、WEBマーケティングスキルを活用して、副業で稼ぐことも出来ます。
未経験からWebマーケティング職への転職で、一時的に年収がダウンする可能性はありますが、努力をすればすぐに前の年収を超えることも可能でしょう。
転職エージェントの言うことは鵜呑みにしない
転職エージェントの言うことを全て鵜呑みにしてはいけません。
転職エージェントによっては経験が浅く、知識不足な場合があるからです。
また、自己本位の転職エージェントの場合、こちらの希望を無視した求人を紹介してくることもあります。
あくまでも転職エージェントの言うことはアドバイス程度に聞いて、自分の判断軸で応募する企業を決めることが大事です。
転職エージェントを上手く利用して、良い転職ができるようにしましょう。
まとめ:未経験からWebマーケターになるのは難しい。しかし、不可能ではない。
未経験からWebマーケターになるのは簡単ではありません。しかし、正しいやり方をすれば、誰にでも可能性はあります。
Webマーケターの需要が急増している、今がチャンスでしょう。
少しでも迷っている人は、まず転職エージェントに相談してみてもよいと思います。
無料で相談できるので、とりあえず話だけ聞くのもアリです。
迷っている時間が一番もったいないので、まずは動き出してみましょう。