結論として、Webマーケティングは大変な仕事ですがやりがいや魅力はたくさんあります。
私はWebマーケティング歴4年ですが、やりがいや魅力をかなり感じており、今後もこの仕事を続けたいと思っています。
今回は私が実際に感じているやりがいや魅力をお伝えします。
また、大変なことや向いている人、未経験からWebマーケターになる方法もあわせて解説します。
Webマーケティングの仕事内容は?

Webマーケティングの仕事を一言で表すと、「インターネットを通じてモノやサービスを売る仕事」です。
モノやサービスを売るために以下の仕事があります。
- 集客施策(新規顧客獲得)を推進する
- リピーター獲得施策を推進する
- アクセス解析を行う
集客施策(新規顧客獲得)を推進する
集客施策(新規顧客獲得)は主に以下の3つになります。
- SEO(検索エンジン最適化)
- 広告運用
- LPO(ランディングページ最適化)、EFO(入力フォーム最適化)
SEO(検索エンジン最適化)
SEO(検索エンジン最適化)とはGoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索した時に、自社サイトが上位に来る仕組みづくりです。
検索で上位に来れば来るほどユーザーの流入数は大きく増えるので、とても大切な仕事です。
上位表示されるには以下のポイントを意識する必要があります。
- サイトを訪れる人が望むであろう情報をしっかり用意する
- 定期的にコンテンツをアップデートする
- サイトならではの強みを用意する
上記のことを意識して、顧客の行動を分析したり、競合サイトを分析したり、コンテンツを製作したりします。
広告運用
広告運用とは、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告などの運用になります。
スマートフォンやパソコンを使っていてよく見る広告は、これらになります。
これらの広告を使って、自社のサイトへのユーザーの流入数を増やします。
「どんな広告を使って、どんなターゲットにどのくらい広告を打つのか?」などを分析しながら、戦略を立てる仕事です。
LPO(ランディングページ最適化)、EFO(入力フォーム最適化)
LPO(ランディングページ最適化)、EFO(入力フォーム最適化)は上記のSEO(検索エンジン最適化)と広告運用によって流入したユーザーを資料請求、商品購入などに直接結びつけるために行う施策です。
LP(ランディングページ)とはユーザーに最初に表示されるページです。
したがって、その内容を最適化して、離脱を減らし、次のページに進んでもらう改善が必要になります。
また、EFO(入力フォーム最適化)とは、Webサイトに設置した入力フォームをユーザーが入力しやすいように最適化する施策のことです。
リピーター獲得施策を推進する
リピーターの獲得は企業にとって非常に重要です。なぜなら、新規のお客様を取りまくらないといけないビジネスモデルだといつか限界が来てしまうからです。
リピーター獲得施策は主に「メールマガジンの配信」と「SNS運用」になります。
お客様に有益な情報やキャンペーン情報などをメールマガジンやSNSを通して発信することで、新規顧客を既存顧客へと成長させるのです。
同じ内容でもどのタイミングで送るか、どのユーザーに送るかで効果に大きく差が出るので、Webマーケターの腕の見せ所になります。
アクセス解析を行う
アクセス解析とは、Webサイトにアクセスしたユーザの情報・動向を取得して分析することです。
Webマーケティングはどの施策においても、アクセス解析は必須になります。
なぜなら、施策を行った後にアクセス解析をおこない、現状の表示回数、クリック数、滞在時間、離脱率などを元に次の施策を考えるからです。
アクセス解析をもとに仮説を立てて、改善点や次の施策を考えることもWebマーケターの重要な仕事になります。
Webマーケティングのやりがいや魅力は?

Webマーケティングの仕事には多くのやりがいや魅力があります。
私が実際に働いていて感じるやりがいは以下のとおりです。
- 結果が数字としてすぐ見える
- インパクトのある仕事ができる
- どんな業界でも役に立つ専門スキルが身につく
- 若いうちから責任ある仕事ができる
- 新しいスキルや知識をインプットできる
- 副業や独立で収入を増やすことができる
結果が数字としてすぐ見える
Webマーケティングの仕事は、数字ですぐに結果が見えます。どれくらい流入数が増えたかやクリック率が改善したのかなどです。
結果は早くて当日中や翌日には結果が出るので、毎日振り返りができます。
「施策を行う」→「数字が出る」→「分析する」→「改善策を考える」の繰り返しをとても早いスピード感で行なっていきます。
そのサイクルを繰り返して、結果が出たときは何とも言えない快感を味わうことができます。
インパクトのある仕事ができる
マーケティングの仕事は事業に大きなインパクトを与えます。
集客ができなければ会社の売上を作ることができないからです。
1つの施策で何百万円~数千万円の売上に繋がることもあるくらいです。
その分プレッシャーも大きいですが、やりがいをかなり感じることができるでしょう。
どんな業界でも役に立つ専門スキルが身につく
Webマーケティングスキルはどんな業種や職種でも生かすことができます。
なぜなら、Webマーケティングで身につく仮説構築力、課題分析力、企画力、プロジェクト推進力はどの仕事でも役に立つからです。
さらに、現在はWebを活用せずに事業を行っている企業はほとんどないので、Webのスキルはどの企業でも必要なスキルになります。
また、副業ではWebマーケティングコンサルやWebマーケティングスキルを活用したブログ運営など多くの選択肢があります。
したがって、Webマーケティングスキルは一生役に立つ知識になるでしょう。
若いうちから責任ある仕事ができる
Webマーケティング業界は実力があれば、20代でも役員になれるような実力主義の業界です。
したがって、結果を残すことで若いうちから大きな仕事を任されるようになります。
大手企業だと40代の部長レベルが任される仕事が、20代からできることもあるでしょう。
若いうちから大きな仕事をすることで、大きく成長することができます。
新しいスキルや知識をインプットできる
Webマーケティング業界は変化が激しく、3~4年前の知識がすでに古いというくらいのスピード感で動いています。
したがって、常に最新の知識をインプットする必要があります。
常に知識が更新され、同じことを繰り返すような仕事ではないので、飽きません。
そして、好奇心旺盛な方や新しいものが好きな方は日々新しいことに触れるので毎日が楽しいでしょう。
副業や独立で収入を増やすことができる
Webマーケティングスキルを身につければ、副業や独立で稼ぐことも可能です。
Webマーケターが不足している企業は、フリーランスや副業マーケターに仕事を依頼するようになってきているからです。
小さい実績を積み重ねることで、案件の受注も増えて、収入を大きく増やすことも夢ではないでしょう。
Webマーケティングの大変なことは?

ここまでやりがいや魅力を伝えてきましたが、大変なこともあります。
- 勉強することが多い
- 地道な作業が多い
- 経営層へのプレゼンの場が多い
- 残業が増えることがある

勉強することが多い
Webマーケターは毎日勉強や情報収集しなくてはなりません。特にWebマーケターになった当初はかなり勉強する必要があります。
Webマーケティング業界は変化が激しく、常に情報をキャッチアップしなくてはならないからです。
実際に数年前まではSEO(検索エンジン最適化)が主流でしたが、現在はSNSやYoutubeへ徐々にシフトしています。
地道な作業が多い
Webマーケティングと聞くと「カッコよくて派手な仕事」というイメージをするかもしれませんが、想像以上に地道な仕事が多いです。
ひたすらアクセス解析をして、細かい改善を積み重ねるような仕事です。
時々、キャンペーンなどのスケールの大きい仕事もありますが、仕事の9割以上は地道な作業です。
地味な作業は多いですが、その分結果が出た時の喜びは計り知れません。
経営層へのプレゼンの場が多い
Webマーケターは他の職種よりも経営層の前でプレゼンする機会が圧倒的に多いです。
なぜなら、Webマーケティングは事業の根幹を担うことが多いため、経営層への報告が必要になるからです。
したがって、プレゼンが苦手な方は辛いかもしれません。
しかし、私も元々はプレゼンが大の苦手でしたが、今ではもう慣れて得意になりました。
Webマーケターは経営層へのプレゼンの場は多いですが、その分成長することができるでしょう。
残業が増えることがある
Webマーケティングは仕事量が多いです。
時には残業をしないと仕事が終わらないこともあります。
しかし、最近は残業時間の規制も厳しくなっているので、無茶な残業はほとんどありません。
Webマーケティングに向いている人は?

Webマーケティングに向いている人は以下のような人です。
- 論理的思考が好きな人
- 数字に強い人
- コミュニケーション能力が高い人
- 好奇心旺盛で勉強好きな人
- 相手のことを考えることができる人
上記のような人はWebマーケティングの仕事をかなり楽しめると思います。
「自分には論理的思考力がないなぁ…」や「数字に強くないなぁ…」と感じている人でもWebマーケティングの仕事をしながら、スキルを身につけることができるので問題ありません。
しかし、楽な仕事ではないので向上心がない人にとっては辛い仕事かもしれません。

未経験からWebマーケティングに転職する方法
未経験からWebマーケティング業界へ転職する方法は主に以下の3つになります。
- 転職エージェントに相談する
- Webマーケティングスクールに登録する
- 独学でスキルを身につける
転職エージェントに相談する
こちらが一番王道な方法になります。
未経験の場合、転職エージェントの登録は必須です。
転職エージェントが業界のことを教えてくれたり、履歴書の添削、面接のサポートまでしてくれるからです。
「エージェントが多すぎてどこに登録すればよいか分からない…」という方は、おすすめの転職エージェントの記事を参考にしてみてください。

Webマーケティングスクールに登録する
「スキルがないのにいきなり転職するのは不安…」という方は、Webマーケティングスクールに登録してからの転職をおすすめします。
短期間でスキルを身に着けて、転職することができるからです。
最近は転職サポートがついているスクールも多いので、スクールで転職先を紹介してくれることもあります。
おすすめのWebマーケティングスクールをまとめておりますので、参考にしてみてください。

独学でスキルを身につける
「お金をかけずにスキルを身につけたい」という方は、独学でスキルを身につけましょう。
本を読んだり、Youtubeで学ぶのもよいですが、一番良い方法は実践です。
おすすめは自分のWebサイトを作って、SEOやSNSなどで集客することです。
試行錯誤をすることで多くの学びを得ることができます。
また、成果を出すことができれば、転職面接で実績をして伝えることもできます。

まとめ:Webマーケティングは大変だが、やりがいや魅力がたくさん!
Webマーケティングは地道なことが多く、勉強もかなりしなくてはなりません。
しかし、それ以上にやりがいや魅力がたくさんあります。
私自身も生命保険の営業からWebマーケティング業界へ転職し、大きく人生が変わりました。今では毎日が充実しています。
未経験からでもWebマーケティングの仕事をすることは十分に可能なので、興味があればすぐに動き出しましょう。