筋トレを1~2年やっている人の中で「大会に出てみたい」と思う人もいると思います。
しかし、最近は大会を開催している団体が多く、どの団体で出場すればいいか分からないという人もいるでしょう。私もその中の1人でした。
私は、事前に徹底的に調べたり実際に大会を見に行ったりして自分に合う団体で大会に出場することができました。
この記事では、その私の経験をもとにタイプ別でおすすめの団体やそれぞれの団体の特徴や出場費用などを紹介します。
2023年8月にフィジーク大会に出場した時の全データをnoteで公開しているので、ぜひご覧ください!
減量期間や体重の推移、実際の食事まで全て公開しています。このnoteを読めば、フィジーク大会の全てが分かります。
【タイプ別】初心者におすすめの団体
先に結論をお伝えすると、自分が将来なりたい人が出場している団体を選ぶのをおすすめします。
「そんな人はいない!」という人は以下の基準を参考にしてみてください。
歴史のある団体に参加したい:JBBF
今後は本格的に大会出場をしたい:FWJ
とりあえずフィジークに参加してみたい:APF
大会に出たいけど、筋肉の大きさに自信がない:BBJ
お金をなるべくかけたくない:マッスルゲート
まずは自分が出場したい大会を観客として、見に行くことをおすすめします。安い席であれば、2,000円~3,000円くらいです。
そうすることで出場者の筋肉の大きさや形を生で見ることができるので、自分が出場できるかを判断できるでしょう。
それぞれの団体の紹介
ここからはそれぞれの団体の特徴をお伝えします。私の主観も一部入っているので、参考程度に見ていただければと思います。
- JBBF
- FWJ
- APF
- BBJ(ベストボディジャパン)
- マッスルゲート
JBBF
引用:JBBF公式サイト
JBBFは1955年に発足した日本で最も歴史のある団体です。テレビでも有名な横川尚隆さんや安井友梨さんもこの団体に所属しています。
特徴
団体の特徴は以下のとおりです。
- 競技人口が最も多い
- ドーピング検査がある
- JBBF基本講習受講(アンチドーピング講習)が必須
- 協力団体(マッスルゲート・スーパーボディコンテスト・サマースタイルアワード)以外の他団体への大会出場はできない
最も厳格な団体であり、抜き打ちのドーピング検査もあります。
他の団体もアンチドーピングを謳っていますが、JBBFのような検査は実施していません。したがって、フェアに戦いたいという人はJBBFが一番オススメです。
しかし、協力団体以外の大会には出場できなくなってしまいますので、ご注意ください。
大会出場費用
大会に出場するためには選手登録費用と大会費用を支払う必要があります。参加する大会にもよりますが、1~2万円は参加費用としてかかります。
■個人選手登録(JBBFでおこなわれる全ての大会に出場可能)
一般 16,000円
※ジュニア(23歳以下)・マスターズ(60歳以上)10,000円
■JBBFオープン選手登録(JBBFでおこなわれるオープン大会のみに出場可能)
一般・ジュニア・マスターズ共通 6,000円
■大会参加費
5,500円~8,800円
※スポルテック、グランドチャンピオンシップは8,800円
他の団体と比べると高くもなく、安くもない価格設定となっています。
FWJ
引用:FWJ公式サイト
FWJは、最近人気上昇中の団体です。多くの筋トレ系Youtuberが参加しており、年々参加者・観客ともに増えています。
特徴
団体の特徴は以下のとおりです。
- 多くの筋トレ系Youtuberが出場している
- 初心者、中上級者などカテゴリが細かく分かれている
- 演出が派手
FWJは最近最も勢いのある団体の1つです。ぷろたん、山澤、カネキンなど多くの筋トレ系Youtuberが参加しています。
観客が多く、演出も派手なので出場者のモチベーションも上がります。
また、初出場の人のみのカテゴリや入賞したことない人のみのカテゴリなど初心者でも出場しやすくなっています。
2024年からカテゴリーが変更になっています。初出場の方は「トゥルーノービス」カテゴリの参加がおすすめです。「ノービス」や「オープン」は化け物級に大きい人ばかりなので、相当自信がないと厳しいでしょう。
一方で明らかに体が大きい人が多いので、上級者カテゴリに出場したい人は覚悟が必要です。
大会出場費用
FWJもJBBFと同様に大会に出場するためには選手登録費用と大会費用を支払う必要があります。最低でも25,000円は必要です。
■選手登録費用
10,000円(FWJカード)+55ドル(NPC world wide)
■大会出場費用
10,000円(1カテゴリ)
※複数カテゴリ出場する場合は、10,000円×カテゴリ数の費用が必要です。
FWJの大会出場費用は他よりも高いです。
しかし、選手登録をすると有名ジムのビジターを安く利用できたり、筋トレ雑誌を年4回貰えたりと特典もあります。
APF
引用:APF公式サイト
APFは2021年に新設された団体です。様々なカテゴリがあるので、初心者でも出場しやすい団体です。
特徴
団体の特徴は以下のとおりです。
- 筋肉量が求められない初心者向けのカテゴリがある
- 子供と一緒に参加できるカテゴリがある
- 初心者が多い
JBBFやFWJと比べると、初心者が多い団体です。
初めて大会に出場する人や体の大きさに自信がない人はAPFがおすすめです。
また、キッズフィジークやファミリーフィジークというカテゴリもあるので家族で参加することもできます。
大会出場費用
FWJと同じ組織が運営しているので、料金体系はFWJとほとんど同じです。
■選手登録費用
10,000円(APFカード)
※FWJカードに登録済みの人は併用可能です。
※NPC world wideは不要です。
■大会出場費用
10,000円(1カテゴリ)
※複数カテゴリ出場する場合は、10,000円×カテゴリ数の費用が必要です。
NPC world wideの登録が不要な分、FWJよりはリーズナブルに大会出場することができます。
2023年8月にフィジーク大会に出場した時の全データをnoteで公開しているので、ぜひご覧ください!
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BBJ(ベストボディジャパン)
BBJ(ベストボディジャパン)は健康的で美しいボディが求められる大会です。ミュージシャンの西川貴教さんなど著名人も出場しています。
特徴
団体の特徴は以下のとおりです。
- 筋肉の大きさではなくバランスや美しさが審査対象
- ポージングも重視される
- SNSなどで内面もチェックされる
- 年齢別にカテゴリが分かれている
ここまで紹介してきた団体は筋肉の大きさ、美しさをメインに競い合う団体です。一方でBBJ(ベストボディジャパン)は知性や品格なども審査されます。
美しい細マッチョを目指したい人はBBJがおすすめです。
大会出場費用
ここまで紹介してきた団体と違って選手登録費用はかかりません。しかし、大会規定のコスチュームがあるので購入する必要があります。
■大会出場費用
16,500円
■大会コスチューム
公式サーフパンツ:8,800円
公式ボクサーパンツ:4,400円
マッスルゲート
ゴールドジムが主催する大会で初心者でも参加しやすい大会になっています。若い人から高齢の人まで老若男女が参加しています。
特徴
団体の特徴は以下のとおりです。
- 大会参加費用が一番リーズナブル
- JBBFと同じルール
- カラーリングは禁止
- 様々なカテゴリがある
「ボディコンテストの登竜門」というコンセプトだけあり、初心者でも出場しやすい大会になっています。
参加費用も今回紹介した団体の中でもダントツに安いので、お手軽に大会出場をすることができます。
ボディビルやフィジーク以外にも男女ペアやタンクトップ、レギンスなどのカテゴリもあります。
大会出場費用
今回紹介する大会の中でダントツに安いです。5,500円のみで参加することができます。
■大会出場費用
5,500円
他の大会は最低でも2~3万円かかりますが、マッスルゲートは1万円以下で参加することができます。
フィジーク大会に出場するまでにやるべきこと
フィジークの大会に出場するためには様々な準備が必要です。
私が大会に出場した経験を元に出場するまでにやるべきことを解説します。
- 出場する大会を決めて申し込む
- 大会に合わせて増量もしくは減量をする
- ポージングの練習をする
- 日焼けもしくはスプレータンニングをする
- サーフパンツを購入する
- 大会前の調整(水分、塩分)をする
出場する大会を決めて申し込む
まずは自分が出場する大会を決めましょう。
「自分にあった大会・カテゴリはどこか?」「どのくらいの期間があれば体が仕上がるか?」「会場が家から電車で行ける距離にあるか?」などを考慮して決めるのがよいでしょう。
自分にあっていない大会・カテゴリを選んでしまうと、痛い目を見てしまうので慎重に選びましょう。
また、最近はフィジークが人気で出場枠が早々に埋まってしまうこともありますので、出場する大会が決まったらすぐに申し込むようにしましょう。
大会に合わせて増量もしくは減量をする
大会までの期間やそれぞれの体によって増量をするべきか減量をするべきかは判断が必要です。
自分の仕上がり体重(目標体重)を決めて、そこに向けて準備をしていきましょう。
「自分の仕上がり体重が分からない…」という方はこちらの動画を参考にしてみてください。
ポージングの練習をする
フィジークの大会において、ポージングは順位に大きく影響します。
ポージングが下手だとせっかく鍛えた筋肉を美しく見せることができないからです。
自信がない人はポージングレッスンに参加するのもオススメです。
日焼けもしくはスプレータンニングをする
日焼けは必須ではないですが、色黒の方が有利です。
色白だと筋肉のカットが見えづらいからです。
大会1~2ヶ月前くらいから日焼けサロンに行って、徐々に肌を焼いていきましょう。
どうしても日焼けをしたくないという人はスプレーで肌を黒く見せることもできます。
しかし、マッスルゲートはスプレーを禁止しているので気をつけてください。
サーフパンツを購入する
フィジークの大会に出場するためにはサーフパンツの購入が必須です。
普通の海パンでも参加はできますが、あきらかに不格好になってしまいます。
ムラサキスポーツやネットなどでサーフパンツは購入することができます。
自分に合う色やサイズは自分だけだと分からないので、友達や知り合いに見て判断してもらうことをオススメします。
また、ベストボディジャパンは規定のコスチュームがあるので、注意してください。
大会前の調整(水分、塩分)をする
フィジークに出場する人は大会1週間前くらいから水分や塩分の調整をして体のコンディションを仕上げることが多いです。
しかし、体質によっては合う合わないがあるので自分の体と相談しながら進めるようにしましょう。
水分や塩分は自分で調整するのはかなり難しいので、パーソナルトレーナーに相談するのもありでしょう。
まとめ
自分に合う大会を選んで出場するためには、実際に大会を見に行くことが一番オススメです。会場の雰囲気や出場者など生で見ることでイメージをすることができるからです。
また、コンテスト出場者を見てモチベーションも上がるので、一石二鳥です。
せっかく何ヶ月もかけて出場する大会なので、自分に合う大会を選んで楽しめるようにしましょう。
2023年8月にフィジーク大会に出場した時の全データをnoteで公開しているので、ぜひご覧ください!
減量期間や体重の推移、実際の食事まで全て公開しています。このnoteを読めば、フィジーク大会の全てが分かります。