結論として、Webマーケティングは激務です。楽な仕事ではありません。繁忙期は朝から晩まで働くこともあります。
しかし、一度Webマーケターになった人は長く続けている人が多いのも事実です。辛いこと以上にやりがいや楽しいことがあるから続けている人が多いのでしょう。
私も既にWebマーケター歴は4年以上で、今後も続けたいと思っています。
現役Webマーケターの私や周りの同僚にインタビューした内容をもとに「Webマーケティングの仕事の実態」を解説します。
Webマーケティングは激務と言われる理由
Webマーケティングが激務と言われる理由は以下のとおりです。
- 純粋に仕事量が多い
- 成果主義の業界だから
- 地道な作業が多いから
- 常にインプットをし続ける必要があるから
- クライアントに振り回されるから
純粋に仕事量が多い
Webマーケティングは仕事量がかなり多いです。
施策の数が山ほどあるので、やってもやっても終わらないのです。
それぞれの施策に対して、実行するだけではなく効果検証、振り返りまでやらなくてはならないからです。
答えがない世界なので、正解が出るまで続ける必要があり、時間がかかってしまいます。
成果主義の業界だから
数字としてハッキリと成果が現れるため、成果で評価されます。年功序列ではありません。
特にWeb広告は成果主義です。「広告費にいくらかけて、その結果どのくらいの成果があったのか?」「費用対効果は合っているのか?」などドラスティックに成果を見られます。
プレッシャーが大きいので、激務と感じてしまうのかもしれません。
地道な作業が多いから
華やかな世界に見えますが、実際は地道な作業ばかりです。
細かい表現を修正したり、数字を見て分析したりと地道な作業がほとんどです。
頭を使わずにただ作業をするのではなく、頭を使いながら地道な作業をする必要があるので負荷がかなりかかります。
このような、地道な作業の積み重ねで大きな成果を生み出すような仕事です。
地道な作業が苦手な人にとっては激務に感じるかもしれません。
常にインプットをし続ける必要があるから
Webマーケティングは次々と新しいテクノロジーが生まれます。
ここ最近だと、TiktokやYoutubeなどがあります。
新しいテクノロジーが生まれるたびに、その知識をインプットしなくてはなりません。昔に身に着けた知識のままできるような仕事はほとんどありません。
したがって、毎日インプットをし続けなくてはならないので、勉強嫌いの人はしんどいかもしれません。
クライアントに振り回されるから
クライアントワークの場合、クライアントの都合に振り回されることがあります。
無理な依頼でも、基本的には対応しなくてはなりません。
時には深夜まで対応することもあります。
クライアントと適切な関係値を築くことで、振り回されないように仕事を進めることもできます。
Webマーケティングの仕事の1日の流れ

Webマーケティングコンサルタントとして働いている私のある一日のスケジュールを紹介します。
10:00 出社
10:00-11:00 メールチェック、作業
11:00-12:00 社内打ち合わせ
12:00-13:00 ランチ
13:00-15:00 作業(施策振り返り)
15:00-17:00 クライアントとMTG
17:00-19:00 作業、明日TODO確認
19:00 退社
上記が私の一般的なスケジュールです。
日によりますが、基本的には10~19時で働いています。
勤務形態は出社とリモートを選ぶことができます。Webマーケティングの仕事は場所を選ばずにできるので、リモートで働くことができる会社は多いでしょう。
比較的自由に働くことができます。
Webマーケティングで激務にならない方法

工夫をすれば、激務にならない方法もあります。私も実践している方法です。
- 期待値を調整する
- 不要な会議を極力減らす
- 資料作りを効率化する
期待値を調整する
社内やクライアントとの期待値を調整することが非常に重要です。
期待値が高すぎると、それに応えるために激務になってしまうからです。
少しミスをしただけで、ガッカリされてしまい、評価が下がってしまうこともあります。
自分ができる範囲で期待値を調整し、その期待に応える働き方をすれば仕事を自分でコントロールできるようになります。
不要な会議を極力減らす
不要な会議はどんどん減らしていきましょう。
会議だけで1日が終わってしまい、会議終わりに自分の作業をするという仕事の仕方をしていると確実に帰りが遅くなってしまうからです。
また、会議をたくさん入れることで仕事をやった気になる人も多くいます。
改めて確認すると不要な会議も多くあります。
「この会議では何を決めたいのか?」「何のためにやるのか?」という観点で確認することでおのずと不要な会議が分かるでしょう。
資料作りを効率化する
資料作りに時間がかかってしまい、残業ばかりになる人もいるでしょう。
そのような人の多くは、資料作りのやり方が間違っています。資料の作り方を見直すことで、資料作りの時間を大幅に減らすことができます。
私はこの本を読んで資料作りの概念が変わり、かなりスピードアップしました。ぜひ読んでみてください。
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それでもWebマーケティングの仕事を続けている理由

私は既に4年以上Webマーケティングの仕事を続けており、今後も続ける予定です。
それでは、なぜ激務と言われているWebマーケティングの仕事を続けているのでしょうか?その理由は以下のとおりです。
- 成果が出ると嬉しいから
- 将来性がある業界だから
- 場所や時間に囚われずに働けるから
成果が出ると嬉しいから
Webマーケティングの一番の魅力は、自分の行った施策が成果に結びつくことです。
成果が出たときは言葉に出来ないほどの嬉しさがあります。
また、Webマーケティング施策の成果はインパクトが大きく、会社の経営に影響を与えるものもあります。
辛いこと以上に成果が出たときの喜びが大きいので、Webマーケティングの仕事を続けています。
将来性がある業界だから
Webマーケティングは将来性のある仕事です。
実際にインターネット広告費は年々増えています。コロナ禍以降、ほとんどの企業がWebマーケティングに取り組み始めたのです。
需要が増えているにも関わらず、Webマーケターの数はそこまで増えていないので、売り手市場の業界になっています。
Webマーケティングスキルを身につければ、キャリアの選択肢はかなり広がるのでおすすめのスキルです。

場所や時間に囚われずに働けるから
PC1台あれば、いつでもどこでも働くことができます。
リゾート地や田舎で働くことも可能です。毎日、朝早くに満員電車に揺られて会社に行く必要もありません。
私は縛られて働くことが嫌なので、自由に働けるWebマーケティング業界がかなり合っています。
決まった時間に毎日会社に行くのが嫌な人はWebマーケティングの仕事が向いてるかもしれません。
未経験からWebマーケターになる方法

未経験からWebマーケターになる方法は大きく以下の3つです。
- 転職エージェントに登録する
- Webマーケティングスクールに通う
- 独学でスキルを習得する
転職エージェントに登録する
未経験からの転職の場合は、転職エージェントに登録するのをおすすめします。
業界に関して知識がない状態で、自分一人で転職活動をしてしまうと失敗する可能性が高いからです。業界に詳しい転職のプロにサポートしてもらいながら、進めるのが無難でしょう。
「転職エージェントが多すぎてどこに登録すればよいか分からない」という方は、こちらの記事を参考にしてください。

Webマーケティングスクールに通う
いきなりの転職に抵抗がある方は、まずWebマーケティングスクールに通うことをおすすめします。
Webマーケティングスクールでは、Webマーケティングの基礎知識を網羅的に学ぶことができるからです。また、スクールによっては転職サポートをしてくれるので、そのまま転職することも可能です。
一方でWebマーケティングスクールは高額なので、迷っていしまう方も多いかと思います。
おすすめのWebマーケティングスクールについて、まとめているのでこちらを参考にしてみてください。

独学でスキルを習得する
独学でWebマーケティングスキルを習得するためには、読書と自分でWebサイトを運用することをおすすめします。
まず、Webマーケティングに関する本を読んで、基礎知識を身に着けます。その後、自分のWebサイトで実践をすることでスキルが定着するのです。
かなり時間がかかる方法ですが、独学でスキルを習得する上では一番の近道です。


まとめ:激務だけどそれ以上にやりがいがある
Webマーケティングの仕事は激務ですが、それ以上にやりがいや喜びがある仕事です。
仕事が大変な分、大きく成長することもできます。
「忙しくてもいいから早く成長をしたい!」「若いうちから出生をしたい!」という人にはピッタリの仕事です。
一方で、まったり働きたい人には向いていない仕事かもしれません。
自分に向いているかどうかをしっかりと見極めた上で、転職することをおすすめします。