・やめたほうがいい人はどんな人?
Webマーケティングは最近非常に人気になってきた仕事です。20~30代で未経験から転職する人も増えています。
しかし、一方で「Webマーケティングはやめとけ!」という人もいます。
なぜなら、Webマーケティングの仕事は決して楽な仕事ではないからです。
今回はWebマーケティングはやめとけと言われる理由や向いていない人、やりがいなどを解説します。

Webマーケティングはやめとけ!といわれる理由は?

Webマーケティングはやめとけ!と言われる理由はなんでしょうか?
その理由は、Webマーケティングは決して楽な仕事ではないからです。
やりがいや魅力も多いですが、辛いこともたくさんあります。
現役Webマーケターの私が実際に働いて感じた「Webマーケティングはやめとけ!」と言われる理由は以下のとおりです。
- 泥臭い仕事が多い
- 常に数字を求められる
- かなり勉強する必要がある
- 残業が比較的に多い
- 周りについていくのが大変
それではそれぞれ解説していきます。
泥臭い仕事が多い
Webマーケティングと聞くと一見華やかな仕事を想像しがちですが、実際にはそうではありません。
細かい数字をチェックしたり、細かい表現を確認したり地味な仕事が大半を占めます。
具体的には以下のような作業です。
- 広告文の文言チェック
- 日々のアクセス解析
- 競合調査
- 検索キーワードの分析
- 顧客ニーズの分析
このような地味な作業を積み重ねて、大きな成果を出す仕事です。
したがって、「Webマーケティングの仕事は華やかだ!」と過大評価をして始めると、そのギャップが嫌になって辞めてしまうでしょう。
常に数字を求められる
Webマーケティングは良くも悪くも数字が全てです。
なぜなら、Webマーケティングは全ての施策を数値化できるからです。
したがって、数字が良ければクライアントから評価はされますが、数字が悪いと詰められることもあります。
結果を出せないとかなりキツいかもしれません…。
かなり勉強する必要がある
Webマーケティングは変化が早いので、日々勉強をしないと追い付くことができません。
数年前の知識がもう役に立たないなんてこともザラにあるくらいです。
例えば、10年前くらいはGoogle検索だけで十分でしたが、今はSNSやYouTube、Tiktokなど様々な媒体に対応する必要があります。
今後もさらに新しい媒体や技術が出てくるでしょう。
Webマーケティングの仕事は常に新しいモノに触れて、学ぶ姿勢がかなり大事になります。
残業が比較的に多い
Webマーケティングは他の業界に比べて、比較的に残業が多いです。
なぜなら、やることが多いからです。
広告の管理やクライアントへの数字報告、アクセス解析、資料作成など様々です。
しかし、結果を出していて仕事が早ければそこまで残業は多くなりません。
周りについていくのが大変
Webマーケティング業界は優秀な人が多いです。
具体的には外資系企業やコンサルティングファーム、大手金融などの出身が多いです。
そのような人たちと対等にやらなくてはならないので、ついていくのがかなり大変です。
しかし、毎日正しいやり方で努力をすれば、誰でも成果を出すことができます。
周りの優秀な人たちから多くのことを学べると思えば、かなり良い環境だと思います。
Webマーケティングに向いていない人の特徴

ここまでは「Webマーケティングはやめとけ!」と言われる理由について解説してきました。
それではWebマーケティングの仕事に向いていない人はどんな人でしょうか?
私の周りでWebマーケティングを辞めてしまった人は以下のような特徴があります。
- のんびり働きたい人
- 勉強が嫌いな人
- プレッシャーに弱い人
- コミュニケーションが苦手な人
- 変化が嫌いな人
- ルーティンワークがしたい人
- 終身雇用を求めている人
のんびり働きたい人
Webマーケティングに一番向いていない人の特徴は「のんびり働きたい人」です。
Webマーケティングの仕事は決して楽な仕事ではありません。定時で帰れることも少ないでしょう。
また、数字へのプレッシャーも想像以上です。
したがって、「のんびり働いて定時で帰りたい!」という人には向いていません。
勉強が嫌いな人
Webマーケティングは変化がかなり早い業界なので、常に新しい知識をインプットする必要があります。
また、Webマーケティングは範囲が広く、Web広告1つとってもGoogle検索広告、Googleバナー広告、YouTube、Yahoo!、Facebook、Twitter、LINE、Tiktokなど様々です。
仕事以外の時間も勉強しないと追い付きません。
したがって、勉強するのが嫌いな人はかなり苦痛に感じるかもしれません。
逆に知的好奇心が旺盛な人にとってはかなり刺激的で楽しい仕事だと思います。
プレッシャーに弱い人
Webマーケティングは常に数字を求められるので、毎日プレッシャーと戦わなくてはなりません。
したがって、プレッシャーに弱いとかなり厳しい業界だと思います。
実際にプレッシャーに押し潰されて、辞めてしまう人を何人も見てきました。
厳しい業界ではありますが、その分結果を出せたときはかなりの喜びを感じることができます。
コミュニケーションが苦手な人
Webマーケティングは1人でPCに向かって仕事をするイメージを持っている人もいますが、実際にはそうではありません。
周りの人を巻き込んで仕事を進めていくことがほとんどです。
バナーを作るクリエイティブ担当やシステム開発をするIT部門、時には費用などの調整のために経理部や経営企画部との調整も必要になります。
また、クライアントへの数字報告や商談をすることもあるので、コミュニケーション能力は必要不可欠です。
したがって、コミュニケーション能力が低いと円滑に仕事を進めることができません。
変化が嫌いな人
「一度身につけたスキルで一生仕事をやっていきたい!」や「新しいことにあまり興味がない」という人はWebマーケティングに向いていません。
なぜなら、Webマーケティングはどの業界よりも変化が多く、数か月サイクルで情報がアップデートされるような業界だからです。
昔の知識に固執したり、日々の情報のアップデートを怠ると結果を出すことができません。
逆にWebマーケターになったばかりの人でも結果を出すことができます。新しい媒体や情報はWebマーケター歴が長い人とも同じスタートラインで戦えるからです。
ルーティンワークがしたい人
マーケティングは常に考えて、新しいことをやり続ける必要があります。
変化が激しい業界だからです。
1か月前にやっていたことが通用しないなんてこともよくあります。
したがって、毎日同じことを繰り返すようなルーティンワークをしたい人は向いていないでしょう。
終身雇用を求めている人
Webマーケターは転職を繰り返している人が多いです。
スキルを身につけて転職することで、年収を大幅にアップすることができるからです。
年功序列ではなく、若い人でも力があれば高い給料をもらうことができます。
逆に同じ会社にずっといるだけで、給料が増えていくことはないです。
Webマーケティングに向いている人の特徴

逆にWebマーケティングに向いている人はどのような人なのでしょうか?
私の周りで成功しているWebマーケターは以下のような人が多いです。
- 論理的に物事を考えられる人
- オタク気質な人
- 営業出身の人
- 好奇心旺盛で新しいことが好きな人
論理的に物事を考えられる人
Webマーケティングの仕事には、論理的な思考力が不可欠です。
施策を実行するためにはクライアントや上長の承認を得る必要があります。
そのためにはクライアントや上長へ論理的な説明をしなくてはならないのです。
どの仕事においても、重要かもしれませんが、特にWebマーケティングの仕事においては重要な素養になります。
オタク気質な人
日々インプットをする必要があるので、Webマーケティングにどっぷりハマることができるようなオタク気質な人は向いています。
Webマーケティングが好きで、勉強が苦にならないくらい好きになれる人は楽しいでしょう。
周りで働いている人もイヤイヤ勉強している人ではなく、本当にWebマーケティングが好きで自主的に学んでいる人が多いです。
営業出身の人
営業出身の人はマーケティングに向いています。
マーケティングは多くの人を巻き込んで仕事を進める必要があり、コミュニケーション能力が非常に重要になるからです。
実際に私の周りで活躍しているWebマーケターの多くが、営業出身です。
営業出身であれば未経験でも問題ないでしょう。

好奇心旺盛で新しいことが好きな人
Webマーケティングは次から次へと新しい技術が出てきます。
TiktokやInstagramなどもその1つです。
したがって、常に新しい情報をインプットしなくてはなりません。
新しいことが好きな人にとってはかなり刺激的な仕事でしょう。

Webマーケティングの将来性は?

ここまで記事を読んで、Webマーケティングに興味を持った人もいると思います。
そのような方に向けて、Webマーケティングの仕事の将来性を解説いたします。
私は実際に働いていて、「Webマーケティングは将来性がある!」と断言できます。
その理由は以下のとおりです。
- コロナ禍で需要が急増している
- AIでは出来ない仕事だから
- 人材がかなり不足している
コロナ禍で需要が急増している
新型コロナウイルスによって、リモートワークやおうち時間が普通になってきました。
その影響で人々がお店ではなく、インターネットで買い物をするようになりました。
今までWebを軽視していた企業もWebを意識しざるを得ない状況になっているのです。
その結果、ほとんどの企業がWebマーケティングに取り組みだしています。
AIでは出来ない仕事だから
マーケティングの仕事はAIに奪われないでしょう。
ユーザーの気持ちを理解することが非常に重要なので、人間の気持ちを理解できないAIでは出来ない仕事だからです。
「人がどのような気持ちになったらモノを買うか」「どういうきっかけでサービスを使うか」などをAIでは分かるわけがないのです。
多くの仕事がAIに奪われていく中、マーケティングの仕事は安泰だと思います。
人材がかなり不足している
Webマーケターは圧倒的な人材不足です。
Webマーケティングの需要が急増しているにもかかわらず、Webマーケターが足りていないからです。
私が働いてる会社もずっとWebマーケターの採用を続けています。
また、急にWebマーケティングに取り組もうとしている昔ながらの企業は、社内にWebマーケターがいないので、外部のWebマーケティング会社に依頼しています。

【体験談】Webマーケティングの魅力

Webマーケティング業界で働いて4年の私が感じるWebマーケティングの魅力を紹介します。
- 施策が数字にすぐに反映される
- 若くても出世が出来る
- 働き方が自由
- 副業ができる

施策が数字にすぐに反映される
Webマーケティングの施策はほとんどが数字に反映されます。早いと施策実施の翌日に結果が出ます。
自分が考えた施策の効果が出たときは、これ以上ない喜びを感じることが出来ます。
また、1つの施策で売上数百万を生むくらいインパクトがある施策もあるので、会社への貢献度も非常に高いです。
若くても出世が出来る
Webマーケティング業界は年功序列という考え方がありません。
20代でも結果を残せば役員になることも可能です。
実際に何人もの優秀な20代の役員を見てきています。
大企業だと考えられません。役員になるにはどんなに早くても40代以降でしょう。
「若いうちからドンドン出世したい!」という方には、おすすめの業界です。
働き方が自由
時間や場所にとらわれずに働くことが出来ます。
Webマーケティング業界はリモートワークやフレックス制を取り入れている企業が多いからです。
私の会社では湘南在住で、サーフィンしてから仕事をしている人もいるくらいです。
副業ができる
副業OKの会社が多く、自由に副業が出来ます。
Webマーケティングスキルがあれば、個人でブログをやYoutubeやったり、コンサルティングをやったりと稼ぐ手段が色々あります。
本業だけではなく、副業で大きく収入を増やすことで人生を豊かにすることができるでしょう。

未経験からWebマーケティングに転職する方法
ここまで記事を読んできて、「Webマーケティング業界へ転職したい!」と思った人に向けて転職する方法をお伝えします。
主に2つの方法があります。
- 転職エージェントに登録する
- Webマーケティングスクールに通う
自分で企業を探して応募したり、独学で学んでからWebマーケティングへの転職をすることも可能ですが、かなり遠回りになってしまいます。
転職エージェントに登録して、転職のプロに情報を聞いたり、Webマーケティングスクールで実務レベルのスキルを身につけてからの転職が一番の近道です。
しかし、「転職エージェントが多すぎて、どこに登録すればいいか分からない…」や「Webマーケティングスクールはどれも同じように見えて違いが分からない…」と思う方が多くいると思います。
そのような方は以下の記事を参考にしてみてください。


まとめ:Webマーケティングはかなりオススメの仕事です!
Webマーケティングは辛いことや大変のことが多い仕事ですが、やりがいや将来性はそれ以上にある仕事です。
すぐにWebマーケティングの仕事を辞めてしまった人やWebマーケティングの仕事をやったことがない人は「Webマーケティングはやめとけ!」と言うかもしれません。
しかし、Webマーケティング業界に長く勤めている人に「Webマーケティングってどうなの?」と聞くと、10人中10人が「Webマーケティングはかなりオススメの仕事!」と言います。
したがって、一部の人の意見を鵜呑みにするのではなく、自分に合うかどうかを自分で判断することが非常に大切です。
Webマーケティングへの転職に興味がある人は、まずは転職エージェントやWebマーケティングスクールの説明会で話を聞いてみてください!